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ココリコ坂から 第3話

気がついた時には、ベッドの上に横たわっていた。
窓のカーテンの隙間から光が漏れている。
どうやら夢を見ていたようだ。
身に着けていた寝巻きが汗に濡れて気持ち悪かった。
体を起こし、風呂場へ向かった。
熱いシャワーに体を委ね、今日見た夢について考えた。
これで見るのは3回目だ。
いつまで俺を苦しめる気だ?

ココリコ坂よ。



シャワーを終え、体を拭きながら時計を見た。
6時45分、まだ余裕はあるな。
クローゼットからTシャツ、制服、靴下等を取り出し、それを身に着けた。
朝食は食べる気がしなかった。
学校には行きたくなかったが、僕には行かなければならない理由があった。


もう一度だけ会いたい。


靴を履き、いつものように心で唱えながら、僕は玄関の扉を開けた。



いつもと変わらぬ道を歩き、ため息をつく。
マンネリとした生活に嫌気がさす。
所詮、夢は夢だ。
何も僕は変えてはくれない…。

未だに彼の姿が頭から離れない。
二年前から一度も会っていないのに姿だけは、はっきり思い出せる。
それだけ、僕にとって彼の存在は大きかった。

彼のことを考えれば考える程
夢に出てくるココリコ坂は険しくなる…。
一体僕はどれほど思い詰めているというのだろうか…。
そんなことは思考を巡らさずとも夢が物語っている。

僕がもう一度彼に出会えるのは
きっとココリコ坂を登りきった時だろう。

今まで見てきた3回の夢の中で
僕は一度も、坂を登りきったことがない。
多分、これが僕と彼の"差"なのだろう。
つまり、今の僕では彼に出会うに値しない、ということだ。
それが今日のため息の原因でもあった。

一体僕は…あと何回あの坂を登ればいい…?

僕と彼の質の違い…
それがココリコ坂だ…。

坂を登りきれば、きっと変わることが出来る。
そう自分に言い聞かせるしかなかった。






続く
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17 : 28 : 47 | 小説 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top↑
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コメント
全裸待機してるので早めにホモシーンお願いします
by: youjo * 2011/09/09 17:34 * URL [ 編集] | page top↑

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